他人に不満があるのは、実は自分に不満があるからなのです。
☆ ☆ ☆
他人に不満があるのは、実は自分に不満があるからなのです。「えっ!?何を言っているの?」と思う方もいらっしゃるかと思いますので、ゆっくりとその内容を解きほぐしていきたいと思います。
まず、私たちが普通に思う事。それは他人に不満を持つことの理由に「あの人が悪いから!」というのが一般的だと思います。あの人が悪いと思うあなたの理由は星の数ほどありますからね。ここで言う他人とは旦那や妻や、友人、上司、仕事仲間等、あなたが不満を持っている人一人一人の事を指しています。
相手が悪いから、その相手に不満を持つ。一見正しく最もなことを言っているように聞こえます。しかし、実はそうではないのです。全くの逆なのです。実は、あなたは自分自身に不満を持っているから、相手に不満を持つのです。
相手発信ではなかったという事なのです。全ては『自分発信』なのです。相手はあなたの不満を、まるで鏡に写すように意図せずともあなたに不満を抱かせるのです。分かりますでしょうか?私達人間は、自分の事が見えないのです。全く見えていませんし、見ようともしません。ですから、相手が見せてくれているのです。あなたの真の姿を・・・。
ですから、相手を責めたり罵ったり悪口を言っている暇はないのです。私たちのすべき事とは、自分をみつめ自分を省み、そして自分を変えていくことだけなのです。でもそこには謙虚さが必要となります。謙虚な心が無ければ、自分を変えていくことなど到底叶わぬことなのですから。
同じように自分を責めているから、他人を責めるのです。他人を責めているようでも、実は最初に自分を非難しているのです。自分を好きになれないから、他人を好きにもなれなかったのです。しかし私たちは無意識の内にその事を否定し、外(=相手、自分を取り巻く環境、世の中)ばかり見ているのです。
これを自分の『心の投影』と言います。私達人間は「あの映画は嫌い!」「あの登場人物が嫌い!」とスクリーンに向かって大声で叫んでいる状態なのです。こんなことを本当に映画の上映中にしたら、警備の人が駆けつけて来て速攻退場となりますよね(^^;
つまり、あなたの人生というスクリーンが、あなたが体験している人生なのです。でも、そのスクリーンに映画を映しているのは、あなたの心である映画のフィルムなのです。誰かがあなたの人生を決めているのではなかったのです。ですから『フィルムを変えない限り、スクリーンに映る映画の内容は変わらない』のです。よって変えるべきは、自分自身しかないのです。
ヴィジョン / Vision
▼記事更新の応援クリックをお願いします▼
この記事へのコメントはありません。