男と女の戦いを、もう止めなければなりません。

男と女

☆ ☆ ☆

いつの時代も男と女の戦いがずっと起きて来ました。男性からすると女はダメだ!メソメソしている。直ぐにヒステリーを起こすから等と…。女性からすると男はダメだ!偉そうだ。直ぐに暴力をふるうから等と…。そんな風に時代が変わっても、男と女の静かなる戦いが続いています。それは現代でも…家庭の中でも、会社の中でも、地域社会でも、世の中全体としてもずっと続いています。しかし、もう男と女の戦いを止める時に来ています。

その中でも一番強烈に続いてきたのが男尊女卑という考え方です。この考え方は古くは数千年前から世界中で続いてきました。紀元前、約六千年前から続いてきたのです。男尊女卑というこの考え方は、この数千年という時代をある意味象徴するものでした。日本でも全く同じことです。しかし今はもう男尊女卑という考え方は時代遅れの化石の様な古い考え方であり、既にそれは切り替わっています。

これはなにも表に現れている男性、女性という目に見える性別の話だけではないのです。どういう事かと言いますと、あなたの中にも男の部分と女の部分が存在し共存しているからです。あなたの中に男らしい部分と女らしい部分があるのです。それを開花させなければならないという事でもあるのです。目に見える形だけに囚われてはいけません。肉体だけに囚われていては真実は観えては来ないのです。

その為には大人にならなければなりません。男性であれば、女性の気持ちを理解できる大人にならなければなりません。女性であれば、男性の気持ちを理解できる大人にならなければなりません。自分と違う立場である正反対の考え方にも理解を示せるような、そんな懐の深い大人にならなければならないという事なのです。

そして自分の中でも、男性女性を差別する心を正して行かなければなりません。自分の中で、男らしさや女らしさを統合させなければならないのです。自分の心の中でイライラしたような戦争が続いていれば、社会に映るその姿はそのままイライラした戦争が続くことになるからです。私達に出来る事は男女平等を訴えてデモを起こしたりする前に、自分の心の中でする事があるという事なのです。

まずは自分の心の男性女性に対する葛藤や、差別を治めないといけないのです。自分の心の中が分裂していたら、世の中は益々荒れるだけですから。私たちはいつまで分裂しているつもりなのでしょうか?自分の心の中のイライラが、自分の周りに現れているだけではないのでしょうか?自分のイライラが、益々イライラする状態、社会、世の中を生んでいるのではないでしょうか?

私たちは見るべきは、いつでも心の中だけなのです。敵を外につくり敵と戦うのは子供のする事。まずは自分の心を疑うべきなのですが、私たちは直ぐに楽をして周りを見渡し誰かのせいにして敵をつくってしまうのです。これをもう止めなければなりません。その代表的なものが男と女の戦争なのです。自分の中の男らしさと女らしさを開花させて統合させなければならないのです。そして「調和する心」を成熟させていかなければならないという事なのです。

ヴィジョン / Vision
▼記事更新の応援クリックをお願いします▼

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 人生・成功哲学へ

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA