投影とは、無意識で行われる心の防衛機制なので、投影をしていても、またされていても気づきにくいことが特徴なのです。
他人を嫌う時も同じなのです。
実は自分を嫌っているのですが、それを認められずに他人を責めてしまうのです。
自分を嫌いのは辛い事ですからね・・・。
他人を裁きたい!という気持ちも同じなのです。
自分を振り返ったり、自省する事を避けるために、他人を裁いたりしてしまうのです。
自分を守るために、他人を裁いているとも言えるのです。
また、自分が忙しくして、休んだり怠けたりする余裕がないので、それをしている人への羨ましさがあり他人を責めるのも同じ事なのです。
「なんで怠けていられるの?」その言葉の裏には、自分だって休みたい!怠けたいという欲求が潜んでいます。
けれど自分はそれができない状況であったり、休むことがいけないことだと信じているため、怠けている人への怒りを覚えてしまうのです。
これも自分を投影している状態なのですが、人ばかりを見ている私たちは、自分の心の投影だとは気が付かないのです。
つまり、怒りの気持ちも、イライラする気持ちも、やましい気持ちも、すべて!相手にあるのではなく、自分自身にあるのです。
けれど、投影をしてしまっている時は自分自身の心に目を向けることは出来ないので、他人のせいにしてしまうのです。
私たちはこうやってケンカをしていたのです・・・。
実は、自分の心が全てを映し出していたのです。
不満は他人のせいにした方が楽だし、自分の心の不満を見る事はしたくないと言った訳だったのです。
つまり私たちが嫌いなあの人は、自分が作り上げた「投影」によるものだったのです。
ですから、相手を「赦す(ゆるす)」ことです。
そして、相手に嫌なものを投影してしまった自分自身をも「赦す」ことです。
自分を責めたら、またその責める心が、誰かに投影される事になるのですから・・・。
ケチャップを一気に勢い良く押して、あなたの周りに飛び散る様なものだったのです。
ぐちゃぐちゃにしたのが、まさか自分だとは気が付かずに・・・。
自分のイライラが投影し、あなたの周りに悪者を作り上げていたのです。
ですから、相手も、自分も、赦しましょう。
初めて聞いた方は信じがたいことかもしれません・・・。
しかし、これが真実なのです。
私たちの心は、これ程までに物凄い力を持っている事の証明でもあるのです。
ですからその力を正しく使うことが求められているのです。
だからこそ他人を変えようとしてはいけない、変える事が出来るのは自分だけ!なのです。
同じ投影ならば、幸せな気持ちを、優しい気持ちを投影しながら生きて行きたいものです。
ヴィジョン / Vision
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