この世で唯一信用に足るもの

この世で唯一信用に足るものとは一体何なのだろうか?そして、それはどういう事なのだろうか?そのヒントは最後の紹介動画にも含まれていますので是非見て下さいね。その前に「この世で唯一信用する為に必要なこと」を書きたいと思います。それは私が大好きな哲学の父とも呼ばれるソクラテス氏が唱えた事に繋がります。それは「無知の知」という考え方にあります。皆さんは「無知の知」のその意味するところをご存じでしょうか?

無知の知」 の文字通りの意味は「無知であることを知っていること」が重要であるということです。 要するに「自分がいかに分かっていないかを自覚せよ」ということです。 言い換えると「知らないこと」よりも「知らないことを知らないこと」の方が罪深いということです。

なぜこのテーマを取り上げたか?と言いますと、このソクラテス氏の考え方こそ現代人に大きく欠けていることだからです。つまり、現代人は自分で考えるということを放棄してしまったかのようです。マスコミ、TV、新聞、ネットからの情報、SNSを直ぐに信じてしまいます。ただただ鵜呑みにしてしまいますから、自分とは違う他の意見を直ぐに否定してしまい炎上しケンカするのです・・・。完全に愛の欠如です。

これでは自分で考えるという事をしなくなったロボットと一緒です。でも最近のロボットは自分で考えて行動しますから、人間はロボット以下になってしまっているようにも見えます。これではもう手遅れです。自分で考えること。その上で何よりも大事な事、それがソクラテス氏が提唱した「無知の知」なのです。

自分がいかに分かっていないか?を知る人とは、どういう人なのでしょうか?それは「自分で考えることが出来る人」です。自分で考えることが出来るから、自分がいかに分かっていなかった!という事を知ることが出来るのです。ここなのです。ここが大事なカギなのです!

この心の謙虚さこそが、逆に知らなかったことを知る術へのスタートラインとなるからです。自分は何も知らなかったという謙虚さが、自分の小ささや、自分というエゴがいかに世界を小さくして来たのか?といった事を教えてくれるからです。そして自分が感じることが出来る世界が、実はもっともっと大きく美しくなっていくものなのです。

人間は自分が正しいと思う動物です。人間は自己主張をします。人間は他人の間違いを指摘します。これではエゴという鳥かごから抜け出ることは出来ません。他人をゆるし、自分もゆるし、初めて心が癒されていくのです。肩ひじ張らずに、間違っているのは自分かもしれないという生き方が出来る人は本当に美しいと思います。

ヴィジョン / Vision
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