かつて白人達に土地を追われ、闘いに疲れ切ったインディアンのシアトル酋長が、ついにアメリカ政府に土地を売却する際、ときのアメリカ大統領フランクリン・ピアスに送ったとされる手紙にはこう書かれていました。
我々には、分からない。
空が金で買えるだろうか?
雨や風をひとりじめできるだろうか?
土地は地球の一部であり、我々は地球の一部であり、地球は我々の一部なのだ。
「所有」というのは、そう思う人の都合のよいまさに概念というだけの事であって、概念という幻想であるのです。よってシアトル酋長の主張は的を射ています。正しくその通りだからです。彼らはNEW VISION を生きているとも言えるのではないでしょうか?
彼らインディアンにとってみれば、大地をはじめとして空気や水、空や星、周りの環境がすべてが神様と、そして自分達と一体として存在しているのであったのです。だから、そこから土地だけを切り離して「売る」だの「買う」だの、まったく意味不明だった訳です。だから、白人に「土地を売ってほしい」と言われたとき、たぶん本当に理解できなかったのです。
理解できなくて当然ですよ。しかし奪う者たちは、理解できないことをもって「インディアンは白人より劣っている」という短絡的な結論を導き出し決めつけて来たという悲しい歴史があるのです。
彼らにしてみれば、当然、大地に線が引いているわけではないし、したがって大地は誰のものでもなく、強いて言えば「みんなのもの」という認識があるだけだったのです。
なぜ大地を「所有」できるのか?
それは単に、ヨーロッパに住む白人が、必要に迫られて土地の「所有」という概念を作り出しただけなのです。したがって、その必要性がなかったインディアンは、土地の所有という幻想は存在しなかった訳で、それが本当は正しい考えだったのですが・・・。
▼最後に、ヴィジョンの大好きな言葉をいつくか紹介させて下さい。

笑顔が神聖なものであり、みんなと分け合うべきものであることをいかなるときも忘れてはならない。
怒りは自分に盛る毒。
与えれば与えるほど、良き事があなたには訪れる。
なにを為すのであれ、今から七世代後の子供たちへの影響を考慮して行われなくてはならない。
「Hear と Listen」、「See と Look」、「Say と Speark」、 お前は聞こえてはいるけど、聴いてはいない。お前は見えてはいるけど、視えてはいない。お前は話してはいるけど、本当の事は伝えていない。
神の名は無意味、世界にとってほんとうの神は愛なのだ。
明けましておめでとうございます。
明日から仕事始め、現実の世界に戻らなくてはという時に
とても素敵な記事をありがとうございます。
本当に本当にそうだなぁ。。と思って、涙が出てしまいました。
我が家も「土地を購入」して家を建ててしまいましたが、
「ここは○○さんの土地」という考え方って何だかとても傲慢な感じがして、本当は違うとずっと感じていました。
大地を自分で作った訳でもないのに、「ここは俺の土地だ!」って、滑稽にも思えます。
いつの間にか、お金が中心の世の中になってしまったから
「土地を所有する」という概念が染み付いてしまったけれど
この記事を読ませて頂いて、やっぱりそれっておかしいと確信を持ちました。
この確信を大事にして、明日から現実世界で頑張ろうと思います^ ^
すみれ
すみれさん、コメントありがとうございます^^。
>本当に本当にそうだなぁ。。と思って、涙が出てしまいました。
>我が家も「土地を購入」して家を建ててしまいましたが、
>「ここは○○さんの土地」という考え方って何だかとても傲慢な感じがして、
>本当は違うとずっと感じていました。
>大地を自分で作った訳でもないのに、「ここは俺の土地だ!」って、滑稽にも思えます。
そうなのです。
土地は誰のものでもないのです。
ただただ「お借りしている」だけだと思うのです。
この「お借りしている」という気持ちが無いので、
「自分の土地だから!」と勝手な事を始める人や国が存在しているのです。
人間がいくら進歩しても、大地を国を地球をつくれないのですから、
謙虚に考えれば分かりそうなものなのですが・・・。
ネイティブアメリカンの先人たちが言う様に、
「土地に線は引いていない」
これが真実だと思います。
思いあがった人類は、いつかその清算をする時が来るかもしれませんね(>_<)
★
>「土地を所有する」という概念が染み付いてしまったけれど
>この記事を読ませて頂いて、やっぱりそれっておかしいと確信を持ちました。
その通りです!
おかしいものは、やっぱり「おかしい」のです。
間違いありません。
心がもやっ~~~とする時は、確実にサインが走った時です。
その感性を育てて行きましょう。
素晴らしいアンテナをお持ちですよ(^_-)-☆
ヴィジョン
お返事をありがとうございます。
「お借りしている」。
とてもぴったりの言葉を教えて頂いて、もやがスッキリしました♪
「当たり前」とされている事も、「おかしい」と感じたら
それはどうしてなのか、その感じをよく見つめて
自分なりの答えを出してみようと思います。
すみれ
インディアンの方達の考え方を知って、
今まで、当たり前のように地球に暮らしてきて、
水も空気も、全てのものがあるのが
当たり前のように思っていた自分が、恥ずかしくなりました。
私も値段がついた土地を買い、当然のように土地を「所有」して、
自分の土地だと考えて、家を建て暮らしてきました。
インディアンの考え方では、国境があるのも、
全く理解できない事なのかもしれません。
紹介して下さったインディアンの言葉は、
どれもとても心に響きました。
平成最後の今年、まずはいつも笑顔で愛をもって
過ごしている自分でいたいと思いました。
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。
シアトル酋長の言葉凄く胸に響いて来ました。
私達人間は地球の一部で地球も人間の一部であることを、
私達は絶対に忘れてはいけないんだと思いました。
所有と言うのは都合の良い概念で幻想だと教えて頂いて、
何か目が覚めた様な感じです。
現代の私達は本当に大切なことを忘れるくらいに、
誰かの都合で創り上げられた概念!
幻想の中にどっぷりと浸かっているんだと思いました。
なぜ土地を売り買い出来るのか?本当に解らないくらい、
真実の中に生きていたインディアンの様に強くなりたいと思いました。
NEW VISION を生きるとはどう言うことなのか?
また少し深いところまで触れさせて頂いた様に感じております。
ありがとうございました。