Happy People make Happy People「幸せな人間が、幸せな人間を作る」

以前、こんな素敵な特集番組を拝見しました。タイトルが「Happy People make Happy Horse ~ 藤澤和雄」でした。日本競馬界における最高の調教師、藤澤和雄氏の現役最後の400日を特集した番組でした。その藤澤氏の名言が「幸せな人間が、幸せな馬を作る」というものだったのです。

藤澤氏は言う「人間が暗かったら、その暗さが馬に伝わってしまう。そして、馬もだんだん暗くなってしまう。だから、底抜けに明るいぐらいがいい。馬と人との関係だけではなく、人間同士の関係でも言える言葉ですね。」これを聴いて本当に素晴らしい言葉だと思いました。

藤澤和雄調教師は、若い頃から競馬関係の仕事を志していたわけではなくて、大学で教職の資格を得たものの、自分に教師は向いていないのではないかと感じて、半ば「自分さがし」のように父親の友人の牧場で手伝いをするようになったそうです。

そんななかで、馬や競馬への興味を抱くようになった藤澤青年は、アイルランドの名門厩舎に留学します。留学とはいっても、言葉の壁や技術の差、考え方の違いがあって、苦労も多かったそうですが、現地のスタッフからこんな言葉を聞いたのが印象に残っていたそうです。それがこれ!

“Happy people make happy horse.”

日本でもアイルランドでも、馬に対して真摯に接するのは同じだけれど、アイルランドでは、馬が主役であるのはもちろんですが、厩舎で働く人間が“Happy”であることを重視していたのです。藤澤先生は、帰国し、難関の試験に合格して調教師となってからずっと、この言葉を運営している厩舎のモットーにしていました。

馬をデビュー戦ではあまり仕上げていない、調教が軽すぎる、などと日本の競馬サークル内では批判されることも少なからずあったのですが、藤澤調教師は、結果でそういう声を封じて逆転させてきました。常識をひっくり返したのです!誠実な藤澤氏の生きざまに感動を覚える素晴らしい番組でした。

私も馬と人間という違いはあっても、教育に携わる者として同じように感銘を受けたのでした。そして思い浮かんだ言葉がこれでした。

“Happy people make happy people.”

「幸せな人間が、幸せな人間を作る」

これは会社内でも、仕事関係でも、家庭でも、これは全く同じことが言えるのだと思います。教育者も、宗教家も!会社内で言えば上司と部下の関係です。仕事関係で言えば取引先との関係。家庭内でも両親と子供、もしくは夫婦関係にも同じことが言えると思います。

自分が幸せでないと何を偉そうに言ってもダメなのです。

偉そうにしていてはいけません。謙虚でなければいけません。他人の話には感謝して聞かなければなりません。そして人の上に立つ者こそ、謙虚にして、誰よりも幸せに生きることです。そうでなければ、全てが嘘になってしまいますから。自戒を込めて。

他人をバカにしたり偉そうにしていて、他人の悪口陰口を叩いたりしていては真の意味で他人の上には立つ事は出来ません。同じように嘘ばかりつく人も、他人の失敗をバカにし揶揄する人達も上に立つのは無理ですよね。しかしとっても残念な事に、多くの組織の上に立つ人は残念な人が多いのが現実です。

ですから私たちは他人に文句を言う前に、他人の粗を探すより、自分から「幸せな人間」になる努力を始めましょう。真の幸せを心に満たせるように自分一人からでも良いので始めましょう。神様はいつでもあなたを見ているのですから。ではもう一度書かせて頂きますね。

“Happy people make happy people.”

「幸せな人間が、幸せな人間を作る」

ヴィジョン / Vision
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