「自分が正しい」という殻は、自分が思う以上に厚い!

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「自分が正しい」という殻は、自分が思う以上に厚い。自分自身の心を旅した事がある人、自分の内側を観て来た人には、多少自覚がある事だと思います。こんなにも、自分って「我が強かったのか?」もしくは、こんなにも「頑固だったのか?」等と驚愕した方は幸いです。自分の今居る正確な現在地を知る事が出来たのですから。現在地を間違っていては、人生のナビは狂いっ放しで目的地には到底辿り着く事は出来ない訳ですから。

そして「私が正しい」という時には、必ず「相手は間違っている」と思っている筈です。つまりは自分が善で、相手は悪。自分が正しいと言った時に生じるこの相対する二元の構図は変わりません。では、ここで質問です。お互いに「私が正しい」と思っている時に、果たしてどうなるのでしょうか?あなたは、相手は、2人の関係は一体どうなっているでしょうか?(笑)

お互いに「自分が正しい」と『衝突』しあう事をしていますね。このパターンが一番多い。もしくは、一歩引いた様に『装い』その場を何とかやり過ごすパターンの時なんかも、きっとありますね(^^ゞ 一件おだやかに観えるこの作戦でも、どちらにしろ根本的に『解決』する筈もなく、『調和』なんか夢のまた夢という状態となっています。誤魔化しからは調和は生まれないからです。

「二元論の極み」お互いが強く自分の正しさを主張し合おうが、弱々しく心の中で反発し主張しようが同じ事なのです。結局は『相手を認めていない!』のですから。そして当然『相手を赦してもいない!』のですから・・・。いずれ必ず、そのくすぶった心の火山は噴火します。つまりは活火山かもしくは休火山なだけで、地下では怒りのマグマが渦巻いているのですからね。大惨事は時間の問題です。

だからこそ、自分と言う殻から出ないと何も始まらないのです。何事も同じです。自分の人生も、夫婦家族間も、仕事上の人間関係も、国家間も全てが同じなのです。自己主張の先には悲劇しか待ってはいません。だからと言って心の蓋をして、一方的に我慢するのも同じ結果となります。自分の心をオープンにする事でしか、越えられないものがあるのです。自分を守り、つまりはお互いを傷つけあうだけの時代はもう終わりだと言うことです。

ヴィジョン / Vision
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  1. コスモ

    一つ一つのブログ記事の中に、
    とても凄い内容の事をいつも書いて下さり、ありがとうございます。
    そうだよね!とか、なるほど~とか、
    頭だけで分かった気になっているのですが、
    それを実行していくのが難しくて、いつも落ち込んだり反省したりです。

    いつも私は、無意識に「自分が正しい!」という思いだけで、
    過ごしていました。
    当然、調和とは程遠い事が起こっています。

    表向きでは衝突していなくても、
    心の中で自分が正しい!と主張して、相手に反発して、
    我慢しつづけて、爆発してしまった…まさに、今の状態です(>_

    • Vision

      コスモさん、コメントありがとうございます♪

      >いつも私は、無意識に「自分が正しい!」という思いだけで、
      >過ごしていました。
      >当然、調和とは程遠い事が起こっています。

      みんな、殆どの人がそうなのですよ・・・。
      無自覚に、無意識に「自分の正当性を主張する!」のです。
      ある意味、恐ろしい事ですよね・・・。

      しかし、そんな自分を客観視出来た時から
      新しい人生が始まるのです。
      自分を振り返り、恥ずかしい思いを越えて、
      そして、初めて大人の階段を駆け上がって行くのです。
      楽しく、大らかに、頑張りましょう♪

      Vision

  2. しおり

    子供の頃から、「自分が正しい」という殻を一生懸命に作り続けて来たように思います。
    「自分の考え」を持っていないと流されてしまいそうな気がして、理論武装するかのように
    「これだけが正しい」と思える考え方や物事で周りを固めて安心しようとして来ました。

    でも、安心できる「殻」の中にいるはずなのにいつも不安で、次々起こる出来事が手に負えず
    自分は正しいのに責められてばかりいる気がして相手に腹を立てたり、苦しい生き方を続けて来てしまいました。

    ヴィジョンさんのブログを読んでいるうちに、殻なんてもともと作らなくて良かったんだ気が付きました。
    あんなに一生懸命に殻を作っていた自分がいじらしくて笑えてきました(^^;

    殻なんて要らない。
    これからは、心から湧き出て来るようなものに従ってみようと思います。

    しおり

    • Vision

      しおりさん、コメントありがとうございます♪

      >子供の頃から、「自分が正しい」という殻を一生懸命に作り続けて来たように思います。
      >「自分の考え」を持っていないと流されてしまいそうな気がして、理論武装するかのように
      >「これだけが正しい」と思える考え方や物事で周りを固めて安心しようとして来ました。

      その様に生きているのが、人間の姿なのです。
      だから、いつでも楽しくてもなにか物足りなく、
      笑っていても心から笑えないような・・・微妙な心の位置なのです。

      そこで「自分を守ろう!」とする意識がどんどん強まります。
      なぜなら「それが生きるベース」になってしまっているからです。
      でもそれは『本当は有りもしないもの』だったのです。


      >でも、安心できる「殻」の中にいるはずなのにいつも不安で、次々起こる出来事が手に負えず
      >自分は正しいのに責められてばかりいる気がして相手に腹を立てたり、苦しい生き方を続けて来てしまいました。

      「殻の中にいるのに」外が気になる・・・。
      もうこれは・・・本当に疲れる生き方です。
      ある意味「妄想」がベースですから、相手の事も「妄想」というフィルターを通して観ているのです。
      これでは、苦しいに決まっていますよね・・・ご苦労様でしたね^^。


      >ヴィジョンさんのブログを読んでいるうちに、殻なんてもともと作らなくて良かったんだ気が付きました。
      >あんなに一生懸命に殻を作っていた自分がいじらしくて笑えてきました(^^;

      気が付いて良かったですね\(^o^)/
      殻が厚いと、気付けなくなってしまっている大人が沢山居ますから。
      自分で殻を破り、自分で殻の外に出ましょう!
      そして、大きく息を吸ってみましょう。
      新しい別世界が広がっています。


      >殻なんて要らない。
      >これからは、心から湧き出て来るようなものに従ってみようと思います。

      その通りです♪
      殻は破る為にあるのです(笑)
      しっかり、自分で作った殻は割ってあげて下さい。
      そうすれば、殻さんも喜んでくれますよ^^。

      全ては『お任せ』です。
      生かされある私達に、本来、守るものは一切ないのですからね♪
      本当に人生がスタートしますね!
      おめでとうございます。

      Vision

      • しおり

        こんばんは♪
        お返事をありがとうございます。
        投稿させてもらったコメントへ、こんなにきちんと向き合ってお返事を下さって
        何と言うか、とても感激しています。

        『有りもしないもの』に必死でしがみついて、「妄想」に恐怖を感じて、
        何だか本当にバカみたいなことばっかりやっていたんだなぁと思います。

        「殻は破るためにある」のですね^ ^
        今、割れた穴から青空が見えているような気分です。
        守るものなどないなら何も怖くないですね。
        殻を思い切り割って、外に出て深呼吸してみます^ ^

        しおり

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